線路沿いの窓辺

essay

この一週間はベッドの上でのんびり過ごしています。心配は何もなく元気なのですが、ごく軽い手術を受けるため、早めに治療やケアをしておきたくて、このタイミングで短期入院することにしました。


病棟のすぐそばには線路が通り、窓の外には駅のホームが見えた。

絶えずに往来する車の走行音。
キュイーンと工事中、様々な様子が音になり届く。

カラリと晴れた様子はカーテン越しにやわらかく伝わってきた。
曇りや雨の日もベッドで意識を向けたら、どんな記録になるだろう。

ガタンゴトン ガタンゴトン
停車をする回もあれば、停車をせずに通過する回もある。
電車の音を聴きながら、電車と物語はよく似合うと感じた。

ホームに電車が停まり、時折アナウンスも聞こえてくる。
カーテン越しにプシューっという音がして、ゆっくりと走り出したのがわかった。

明日は退院。


3食のごはん、検温、回診付きの休み放題。
私にとって、ゴールデンウィークのような一週間の最終日を少し名残惜しんでいます。

昨晩から雨だったんだ☔ずっと晴れていましたが、雨の日は窓も閉めるし音も少し静か🌧これから梅雨に向けてこんな日が増えるのかな。

一週間、お世話になりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました