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いよいよ季節の変わり目ですね。花粉症の方は特に敏感に感じ取っているのではないでしょうか。
万物みな萌ゆる時期
暖かいところでは梅が咲き、さまざまな春の草花、新芽が伸びてきているところも。スーパーでは菜の花なども陳列され、季節の味覚を感じる機会も増えてきましたね。
少しずつ暖かくなり、気温的には過ごしやすい日も増えてきますが、季節の変わり目、体にも変化を感じる方はいらっしゃるのではないかと思います。
季節の変化だけではなく、特に女性の中には、PMS・女性ホルモンによる心身のゆらぎなどの辛い症状に困っている。という方も少なくないと思います。(私もです)
そういった不調にとらわれず、快適に過ごしたい!そういった方にも一つの予防、解決策としてご覧いただけたらと思います。
もし実際に自分にできる色々な対策をした上で、効果が感じられないときは、病院などで受診してみてもらうというのは、安心感がありますし、自分に合った処方が見つかるかも知れませんね。
健康に過ごすための養生(アーユルヴェーダや漢方薬膳の考え)
それはそうと、今回は春に合った、生活習慣・食で、できることから、普段取り入れていきたい事柄についてまとめました。
まとめからいってみます!
まとめ!ドドン🥁
①下半身は暖たためる。
少し暖かい日があってもまだ地面は冷えているので、薄着になりすぎないようにします。
。
②適度な運動をする。
冬の間、停滞した気の巡りを良くするためにも、適度な運動を心がけて。(気の流れは身体を動かすことでよくなるので、軽度の気滞であれば、運動することである程度改善します)
③しっかりとした酸味を摂る。
春は五味でいうと酸味の季節。しっかりした酸味のある食事で、肝を健やかに保ちストレスや気の流れ、自律神経も整えていく。
④旬の山菜などをいただく。
季節の新芽からのエネルギーをいただき、春の山菜のえぐみで、冬に停滞した体の不調を外に出す。(毒出し作用があるとでも思えばわかりやすいかもしれません。)
春 上半身にあらわれる症状に注意!?
春は冬の間地底に眠っていた植物が一斉に芽吹き、地上に葉を広げる季節です。いろいろな物が上に向かう時期で、人間も同様なのだそう。
春は冬にとどまっていた体の中の「気」が表に出ようと活動を開始し、それと同時に不調の症状も現れやすくなります。
その症状は主に上半身が多いようです。たとえば目の痒み、鼻水が出たりする花粉症。めまいや吐き気が生じるメニエール病など。
対応策
下半身を温めるのが良策◎。
春先は暖かい風が吹いても、実際には地面はまだ冷えているので足元が冷え、気がいっそう上に向かいやすくなり、首から上に症状が出やすいと考えられます。
下半身が冷えていると上半身に不調が現れやすくなるため、体を動かしたりなどして気を隅々まで巡らせるのが重要なポイントになりそうです。
ストレスと気は直結していて、強いストレスは気の巡りを低下させます。有効なのは心地よいと感じる程度の運動を取り入れていきます。
※漢方で言う「気、血、水」とは、体の中にある血液や体液などを3つに分けた考えを基にしているものです。
このバランスが崩れると不調が起こります。また、病気がある人は、気、血、水のバランスをととのえると回復が早まる可能性が高くなると考えられています。
●「気」は、元気、気力などのことで、実際に目に見えるわけではありませんが、身体のエネルギーで、重要な役割をしています。
●「血」は、血液とその働きのことで、体の栄養状態に関係しています。
●「水」は、血液以外の体液とその働きをあらわしています。
※それぞれが原因となる症状については又の機会に。
おすすめの食べ物(季節で考える五味と五臓六腑)
季節ごとにも五味は当てはめて考えることができます。
春は「五味(5つの味)」(酸=肝、苦=心、甘=脾、辛=肺、鹹=腎)の中では酸味を。
五臓では肝。肝臓という意味合いも含まれますが、それ以外にストレス、怒り、緊張感、感情、自律神経をコントロールする場所でもあります。
「肝」=血を貯蔵したり、全身に気を巡らせる働き。
五味は五行説に基づく考え方で、それぞれの五臓に対応しています。
対応する臓器を調整する作用もあります。心身の調子をみて、食からも補う事で日頃から、ご自分やご家族の健康管理にも役立てる事ができそうです。
この時期は移動や環境の変化など、ストレスが溜まりやすい環境下の人は、春先に悪化しやすくなるので、酸味を敵宣とる食事を心がけてみてはいかがでしょうか。
たとえば、梅、ミカン、レモンなどの柑橘類。酢の物など、しっかりした酸味を取り入れるのはストレス対策にも役立ちます。かいわれやブロッコリーの新芽、草木の芽もおすすめです。
芽吹きのエネルギーや山菜やタケノコのえぐみは、冬季に溜まった停滞していた気を、外に出してくる作用があります。(調理の際はアク抜きが必要です)
食も体も自然の流れに沿って、気を巡らせてあげるよう日頃から心がけてゆけば、自然のゆらぎとともに多少の変化にも順応できそうな気がしてきませんか。
食性(体を温める、冷ます主な食べ物)こちらについても、又機会を見て取り上げてみたいとおもいます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。少しでも皆様の健康や、快適に過ごすためのヒントになれば幸いです。
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