素敵な石鹸 他

poetry
「素敵な石鹸」

駅ビル行ったら吸い込まれる
LUSHに並ぶ石鹸の数々
まあるいバスボムもお気に入り
トポンとバスタブに落としたら
心ときめく香りが広がる

牛のマークの牛乳石鹸
レトロ感が可愛くて
昔ながらの優しい製法
もっちり泡立て泡遊び
ぬくもり感じる使用感

簡単便利なボディーソープ
時には他のも使うけど
時代にあってる製品で
一周回って帰ってくる
泡のアロマで良い香り

何より特別
と感じるのは
彼女の作るオリジナル石鹸
パッケージだって素敵すぎ
こだわりのブレンドでしっとりつるつる
モダンな色彩に
精油の香りが贅沢で
幸せな泡に包まれる
「眠りにつくまで」

寄せては返す波のよう

二人のおしゃべりは
行ったり来たり

小さく押したら
小さく引いて

大きく押したら
大きく引いて

荒くれた後には
静寂さが訪れ

太陽の光が反射するように
キラキラと笑って

月の光を映して透き通るように
深く眠りについて
「映るもの」

景色の中に
入り込むのは

視界一面に広がる海岸の景色
どこからか流れ着いたか
転がるペットボトル

もし写真を撮るなら
それも一緒に
写したい

古い木造の建築物に
洗練された最新設備
そのバランスに
嬉しくなる

全てを映し出すような
クリアな視界は実用的で気持ちいい
一方で
美しさの中にある少し欠けた部分
時には少しぼやけたくらいの
不完全なものに
心が惹かれるときもある

背景

「素敵な石鹸」

以前友人に実家で作っている梅干しを送った際、友人も手作りの素敵な石鹸を送ってくれました。その石鹸があまりに良い香りで可愛かったので、喜びを詩にしました。

「眠りにつくまで」

おしゃべりは双方で、応答しあって楽しい時間を過ごすことができると感じています。詩を書きたいなと思った時、つい又好きな海辺を思い浮かべてしまいました。行ったり来たりする波のようだなと思ったのと、海にキラキラと反射する様子も組み込みたく、月まで出てきて最後は眠りました。

「映るもの」

きれいな景色の中にゴミが入り込んでいて、それをアートとして感じる心理を考察しました。

そのような心理現象は、しばしば「美と醜の共存」として知られています。美しい景色にゴミが混ざると、私たちは通常、その状況を不快に感じるかもしれません。しかし、アートの観点から見ると、その矛盾や対立が新しい視点や感情を引き出すことがあります。このような状況は、私たちに美と醜、秩序と混沌、完全と不完全などの対照を考えさせ、新しい価値観や洞察を生み出す可能性があります。アートはしばしば、私たちに異なる視点や感情を体験させ、世界をより深く理解する手助けをしてくれるのです。

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